僧達山は海抜333mでさほど高くない山だが南道の海辺にあり、海抜高度にしては素晴らしい展望が楽しめるだけでなく冬でも暖かな薫風が感じられる名山だ。また土壌や気候条件が野生ランが育つのに最適の条件を備えていて「ラン」の自生地としても有名なところだ。
僧達山という名称は「高麗仁宗 (1122年 ) のときに元の僧侶である圓明がこの山で教勢を大きく伸ばしていたとき、訪ねてきた500人余りのが弟子が一度に仏の道を悟った」ことに由来しているという伝説があるように、仏教と密接な関連があるところである。
風水地理説によると三千年にわたって文武百官が誕生したという湖南の4つの風水で良い場所のうちでも、いちばんいいところが入っていたと記録されていて一層注目される山である。そのせいか三つの大学が所在していて山のあちこちにある墓がとりわけ目につく。
登山路
僧達山の山歩きは木浦大学の正門を起点とし、メボン~キッボン~ハルジェ~チョンジゴルを経て正門に戻ってくる一巡りトレッキングコースが最も人気で、ハルジェを通り過ぎてさらに南へ向かい、山頂に登ってから西側の稜線にそって木浦大学の運動場側に下山するコースもよく利用されている。
反対に務安郡靑溪里の通称クアムから東に続く道路に沿って約4㎞ほど行くとカムドン貯水池がある。ここから再び北にウォンリョンドンの村を過ぎて達山の貯水池をはさんで左の山道に沿って法泉寺のほうに上る方法もある。また登山よりも軽い散歩がいいなら木浦大の後ろにある道に沿って上がって牧牛庵に寄り、湧き水でのどをうるわして一息してから上ってきた道に沿って戻ってくるのもいい。
コース
住所
全羅南道務安郡夢灘面法泉路